・情勢に応じて動く 革新・調整で潜在力を引き出し、モデルチェンジの戦いに勝利
経済減速の圧力を受け、党中央委員会は時勢をよく調べた上で状況を判断し、大規模な量的緩和策を講じず、調整方法とツールの革新を続け、市場化の流れを維持した。総量と構造調整に配慮し、需給双方の力を発揮し、弱点を補い実体を強化し、経済の質と効果の向上を促した。
中国共産党第18回全国代表大会の開催以降、短期的・長期的利益にかなう政策・措置が相次いで打ち出された。これは重大プロジェクト、投融資体制改革、預金準備率の引き下げ、減税による負担軽減、コスト削減による利益拡大、革新・創業、行政のスリム化・権限移譲、「インターネット+」および「中国製造2025」戦略の推進、生産能力を巡る国際協力、合併・再編の推進、余剰生産能力の解消の拡大などのことだ。
これらの政策・措置により、経済成長率のギアチェンジ後も勢いを維持すると同時に、長期発展の目標を実現する。例えば投資は主に公共サービス、資源環境、生態保護、インフラ、新興産業に向けられ、発展の勢いを強めた。消費意欲の刺激は、内需を効果的に拡大し、無視できない波及効果を生み出した。
さまざまな政策のうち、革新駆動型は中国経済が「二つの中高」(経済の中高速成長と経済構造の中高度化)に向かうための鍵となる。第18期中央委員会第5回全体会議(五中全会)は革新の地位と効果について、「革新を国家発展の全局面の中心的な位置に据える」とし、基調を定めた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年2月3日