あるアナリストは、「滬股通」に大量の資金が流入したのは、現時点で市場のチャンスがリスクを大きく上回るためと分析した。また、広発証券のアナリストは記者に対し、年明けからA株市場の変動が続いているが、過度の売り急ぎのサイクルが終わり、相場の下げ過ぎによる自律反発が起こったと指摘。市場全体の見通しについて、上海総合指数がは大方が予想する2500ポイントまで下がる前に、下げ止まって反発するとの見方を示した。
「滬股通の中国株式市場に対する判断は先駆けることが多い。実際に海外投資家のほかに市場外資金の動きも活発化し始め、各種の資金流入で株式相場は反発する可能性がある。一方、株式市場は一国の経済成長の状況を反映するため、中国経済の下振れ圧力が依然として大きく、市場の先行きが不透明なままのなか、滬股通を通じた資金は優良銘柄に集中している」と辺暁瑜氏は記者に話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月1日