中国外匯交易中心(外国為替取引センター)のデータによると、2月4日の人民元対米ドル基準値は単日としてここ2カ月で最も大きな上昇幅を記録した。人民元対米ドル基準値は1米ドル=6.5419元と、前日から102ベーシスポイント上昇し、昨年12月4日以来の上げ幅となった。
中国国際経済交流センター経済研究部の徐洪才・部長は、「人民元安の傾向が持続することはない」との見方を示している。過去1年間にわたり、主要通貨はそろって対米ドルで下落したが、ユーロや円などに対し人民元高が続いた。このため、通貨バスケットに対して、人民元は緩やかな上昇を維持している。「人民元は依然として強い通貨であり、中国経済の良好なファンダメンタルズを反映している」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月5日