中国経済は成長鈍化も、世界経済への寄与度は極めて高い=米経済専門家

中国経済は成長鈍化も、世界経済への寄与度は極めて高い=米経済専門家。 このところ中国経済の成長鈍化について先行きを懸念する見方が広がっているが、ワシントンの複数の著名な中国経済専門家は、「中国経済は既定のペースで着実に成長する」との見通しを示した…

タグ: 中国経済

発信時間: 2016-02-05 15:19:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ブルッキングス研究所のDavid Dollarシニアフェローは、「中国は投資から消費への成長エンジンの転換を完了してこそ、持続可能な発展を実現できる」との見方を示した。また、「投資の鈍化は生産能力過剰に対する自然な反応だが、GDP成長の下押し要因ともなる。消費と世帯収入の伸び安定は、雇用市場が力強いこと、貧困問題が改善しつつあることを示している」と分析した。

ピーターソン国際経済研究所のNicholas R. Lardyシニアフェローは、「中国経済の成長鈍化、なかでも製造業の不振を嫌気して、年初の世界市場は値動きの荒い展開となった。しかし投資家は、中国のサービス業が健全な発展を遂げつつあるという事実を見落としている」と指摘した。

また、サービス業はすでに中国経済の主な成長エンジンとなっており、GDPの半分以上を占める。一方で、製造業の比率は3分の1にとどまる。中国では製造業購買担当者景気指数(PMI)の悪化が続いているが、非製造業のPMIは過去最高を更新し続けており、これこそが新たな注目ポイントだとしている。

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