中国外貨管理局・管理検査司の張生会司長はこのほど、同局が2016年、為替収支の状況変化を緊密に踏まえ、主要な銀行や非銀行金融機関に対して全面的かつ焦点を絞った特別検査を実施することを明らかにした。銀行の真実性検査など、対顧客業務の検査頻度を高め、違反銀行に対する処罰の度合いを強める。新華社が伝えた。
同司長によると、2015年に外貨管理局が多くの部門と共同で実施したオフショアの企業や闇金融を利用した不正送金に対する取り締まりは大きな成果を得た。その中で同局が摘発に直接関与した案件は60件以上に上り、闇金融に関連する取引金額は1兆元を超えたとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月14日