春節期間は映画にとって1年で最も重要な時期とも言われ、春節休みを映画館で過ごすのが新たな流行となっている。業界関係者は「今年の春節映画は種類が豊富で、大スターが顔をそろえ、強大な布陣を敷いている」と分析する。「西遊記〜はじまりのはじまり〜」に続く周星馳監督の新作「美人魚」は公開前から高い注目を集めていたほか、「西遊記之孫悟空三打白骨精」は2014年春節映画で興収トップだった「西遊記之大閙天宮」の続編、「澳門風雲3」は2015年春節映画で興収トップだった「澳門風雲2」の続編と、それぞれ観客層が厚い。3作品が同時公開された日は、全国で6億6千万元の興行収入を上げ、「捉妖記」、「煎餅侠」、「西遊記之大聖帰来」の3作品が打ち立てた昨年7月18日の1日あたり興行収入記録(4億2500万元)を塗り替えた。この日は、大陸部での1日あたり興行収入が初めて1億ドルの大台を突破、1日に興行収入が1億元を越えた作品数でも最多記録を打ち立てた。「美人魚」は昨年公開の「港囧(ロスト・イン・香港)」を超え、国産映画の1作品、1日あたりの興行収入で新記録を打ち立てた。
中国映画市場は今年に入ってからも急成長を続けている。清華大学影視伝播研究センターの尹鴻センター長は、「2~5線都市で映画館が建設されるに伴い、観客の消費習慣が徐々に形成された。中国は今後2~3年以内に北米を超え、世界一の映画市場となるだろう」と分析する。(編集SN)
「人民網日本語版」2016年2月14日
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