カテゴリー別では、日用品の売れ行きが好調な一方、奢侈品(高級品)の売上は政府の汚職取り締まりや倹約令、経済の先行き不透明感を受けて低迷が続いている。中国本土ではここ数カ月、高級車やスイス製の腕時計、高級ブランド品、高価格帯の白酒(蒸留酒)の売上が振るわないでいるが、日本などの海外市場では、中国人による高級品の購入が若干増えており、ネット通販でも中国本土向けの高級品販売が伸びている。高級ブランドは、ブランドに敏感な中間所得層をターゲットに販売攻勢をかけているのが現状だ。
中国人の消費は非常に健全とみられる。都市化が急速に進展し、雇用情勢が安定を維持、所得水準も上昇するなか、「白物製品」やその他の消費財により人々の生活水準は向上してきている。消費浮揚という重要政策目標は実現に向かっているようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月15日