過半数の経済学者が1線都市の不動産価格上昇を予想
中国経済について、今回の調査で86%の経済学者は16年の GDP(国内総生産)成長率が6.5~7%と予想。予想値平均は6.65%と、前四半期の予想値(6.7%)をやや下回った。中国経済が新常態(ニューノーマル)時代を迎え、構造転換が進むなか、合理的なGDP成長率は16~17年が6.6%、18~20年が6.5%とみられている。
経済成長のけん引役(輸出、投資、消費)について、輸出の寄与度が低下すると予想する経済学者の割合が増加。ただ、貿易の先行きに関しては見解が分かれている。また、大多数の経済学者は、向こう6カ月で投資の伸びが鈍化する一方、消費は安定した拡大を維持すると見込んでいる。