農業・農村の関連議題は毎年、ボアオ・アジア・フォーラムの重要テーマの一つだ。2016年の中央第1号文書として先ごろ「新理念を用いて農業現代化の加速と小康目標の全面実現に関する若干意見」が発表されたことを受け、社会全体で農業関連問題への関心が一層高まっている。
ボアオ・アジア・フォーラム16年年次総会で農業・農村に関する議題の選定は1月19日までに始動。最新の日程草案によると、農業・農村について年次総会では2つの分科会を予定。「農村建設と管理」、「農業の課題と活路」の2つの議題をめぐって話し合われる。
中国国務院発展研究センター農業部の叶興慶・部長は、「中央第1号文書がここ数年、『三農(農業・農村・農民)』に焦点を当ててきた。『三農』は最重要課題であることが示されている」と指摘。今年の中央第1号文書では、新理念を用いて「三農」の新たな課題を乗り越え、農業供給側の構造的な改革を推進するよう求めている。「三農」が直面している様々な問題の解決、農業現代化の推進、数億の人口を抱える農村部の小康社会の全面実現を図る上で重要な意味を持つ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月19日