24日のA株市場で、上海総合指数は2889.89ポイントと安く寄り付いた後、前日終値を挟んで値動きの荒い展開となった。後場に入ると大引けにかけて再び買いが優勢となり、終値は前日比0.88%高の2928.90ポイントと、この日の高値圏で取引を終えた。同日に終値が始値を上回り陽線を引いたことは、調整相場がすでに終わったことを意味するのか?
西南証券の張剛チーフストラテジストは24日の「中韓財経連線・沪港通」という番組で、この日の上海総合指数の反発について、メインボードの調整はある程度終わったものの、中小板・創業板についてはまだ軟調な値動きが続くとの見方を示した。3月初めに開かれる「両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)では「十三五(第13次5カ年計画、2016-2020年)」が主要議題となり、既存産業を中心とした供給側改革が焦点となる見通し。政策期待を背景に、メインボードと新興産業関連セクターの値動きは一段と両極化が進みそうだという。