旧暦の新年最初の挨拶で李克強総理は以下のように述べた。「申年を迎えて世界経済、特に各国の株式市場が急落し、中国経済にとっても大きな脅威となり、新たな不確定要素が生じている。しかし中国経済は常にそのような脅威の中で成長してきた。困難にぶつかるたびに強くなり、脅威を乗り越えるたびに勇敢になってきた。経済状況が合理的範囲を超えたものになれば、中央政府は迅速に対応する」。
シンガポール紙「聯合早報」ウェブサイトの2月16日付記事は香港紙「明報」の報道を引用しつつ、今年1月の中国失業率調査はその対象を31の大中都市から全国地方都市まで拡大させたが、その結果の失業率は4.99%だったことを李克強首相が指摘したとしている。李首相は、雇用は安定しており、中国の経済は大きくみれば安定していると述べた上で、これは中国経済にとって最も大きな注目点であり、依然として大きなポテンシャルを示すものであると指摘している。