アメリカ誌「フォーブス」ウェブサイトの2月8日付記事は、中国経済は衰退しているのではなく、「新常態」に適応しているのだとの見方を示す。2002年から2008年まで中国のGDP成長率は12%という驚異的数字だった。2008年から2014年までは、毎年8~9%を維持し、現在は6~7%の間にある。成長の減速は中国経済が成熟に向かっていることを示す。投資家から見ると新たな環境となるが、決して中国経済の末日を意味するわけではない。経済の発展に従って規模が大きくなるため、成長が緩慢になるのは避けられない。そして経済は依然として成長している。アメリカのGDP成長率は2.2%。シンガポールも3%に過ぎないのだ。
市場が揺れ動いているとはいえ、現在の中国経済に対する悲観論は大げさ過ぎると記事は述べる。どの国であっても、2ケタの経済成長が長期的に続くのは異常である。世界第2位の経済大国である中国が5~7%の経済成長率というのは賞賛に値する。そのため、中国にせよ世界にせよ、このような「新常態」に改めて適応していく必要があるだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月26日