【2】戦術上ではローラー作戦
戦術とは、特定の部分や短期的な問題に対するもので、具体的な活動の中で使用する策略を指す。習近平主席は、「ローラー作戦を成功させるには、我々の取り組みの重点をはっきりさせるとともに対策の方向性を明確化、問題の焦点に注目する必要がある」と指摘。「先ずは主な矛盾を優先的に解消し、付随するその他の矛盾を解決に導く」としている。習近平主席は中央財経指導チーム第11回会議で、「経済の構造改革を推進するには、特に目立った問題について、カギとなる点をしっかりと捉えることが必要だ」と述べた。中央改革深化指導チーム第21回会議では、「改革の全面的深化はシステム工学と同じだ。多くの事柄が絡み合い、課題は重い。最初は勢いが必要で、先ずは主な改革措置を打ち出し、その後に1つ1つを着実に実行していくべき」と強調した。
「十三五」(第13次5カ年計画、2016-2020)の青写真が描かれ、目標も明らかになっている。戦略と戦術が打ち出され、あとは我々が信念と意気込みを示す番だ。習近平主席は、我々には「厳しい局面でも冷静さを失わない」ことを胸に刻み、「高い目標に挑む」進取の精神が必要だと指摘する。強い意志と不屈の精神で難局に立ち向かい、経済の殲滅戦と持久戦を皆で勝ち抜こう」と強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月1日