中国料理協会がこのほど発表した「2015年中国外食市場分析報告」によると、昨年の外食市場は勢いがあって回復傾向を示し、通年の売上高は3兆2310億元(約56兆1113億円)に達し、前年比11.7%増加した。外食市場はついに3兆元時代に突入した。社会消費財小売売上高に占める割合は10.7%となり、引き続き割合が上昇した。だが年末時期の外食市場には成長が力を失いつつある様子が見て取れ、最終的に年初の発展水準に戻って一年を終えた。外食産業には一層の振興が必要だといえる。「北京日報」が伝えた。
同協会の姜俊賢会長は、「新三板(店頭市場)やクラウドファンディングなどのモデルが外食産業の資金調達の『肥沃な土地』となっており、大量の資本が産業発展により多くのチャンスをもたらした。クラウドファンディングは外食産業の起業家や企業が新店舗を開設する上でプラスの影響を与えており、企業はクラウドファンディングを通じて資金と顧客のロイヤリティを獲得することができる」と話す。
同報告は今年の外食市場の発展見通しについて予測をうち出し、「2016年には『インターネット+外食』のブームが引き続き深化し、中でもデリバリー(出前、宅配)サービスの発展が過熱すると予想される」としている。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月4日