2015年末、中国検索大手の百度は国内初の自動運転車によるテスト走行に成功した。全国政協委員で百度CEOの李彦宏氏は、飛ぶ鳥を落とす勢いのこの科学技術成果・自動運転車に関して提案した。中国放送網が伝えた。
李彦宏氏は自動運転車に関する全面的な政策と法規を早い段階で制定し、産業発展におけるポイントを押さえるべきだとした。提案の中で李氏は「世界的にも自動運転車技術の発展は新たなブームを迎えており、百度が開発研究した自動運転車はすでに都市や環状道路、高速道路などの様々な道路状況下での全自動運転テストを終えている。現在、主要先進国では各種措置を設けて、企業が自動運転車の研究開発とテストを展開することをサポートしており、また関連法律法規の修正も積極的に模索されている。しかし中国の既存の政策や法規のほとんどは自動運転車の発展に対応していない」としている。
同氏はまた「早い段階で、自動運転車に関する法律法規を修訂し、自動運転車の研究開発、テスト及び商品化への応用に対し、制度的な保障を提供してほしい。また自動運転車に関する技術基準の構築と整備も進める必要がある。自動運転車のテストコースの展開も積極的に組織してほしい」と提案している。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年3月4日