大株主だから心配するというわけではない。こうした国有銀行はいずれも上場している。「私たちが株主」という言い方は、正確ではないところもある。100%出資の株主ではなく、大株主に過ぎない。こうした銀行は公開市場ですべての株主の要求に応えなければならない。国有株主も同じだ。市場の投資家、株主が心配していることは、我々も同様に心配している。銀行の貸倒引当金の増額や利益の減少は、財政部にとっても、市場の一般株主にとっても、出資者としては同じだ。我々が推進する産業政策で、余剰生産能力の解消、在庫解消、レバレッジの引き下げを進めるなか、銀行に影響を及ぼすから、銀行を支援するわけではない。国有銀行だから、または国の持ち株比率が高いから、特別扱いするわけでもない。金融機関への支援は、大局的な観点から総合的に判断する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月7日