我々が推進中の行政のスリム化や減税といった供給側の構造改革は、市場の活力を引き出す。同時に、中国では新たな原動力が生まれようとしており、かつ我々の予想を上回る規模となっている。中国経済の成長率は近年低下しているが、十分な雇用を確保している。昨年の都市部新規就業者数は1300万人以上で、サービス業は今年1−2月に8.1%成長した。これには研究開発などのハイテク分野が含まれ、伝統的な原動力の改造を促した。我々の伝統的な原動力はまだ大きな潜在力を秘めている。これは中国が工業化・都市化の推進中であり、産業グレードアップの余地が残されているからだ。新型都市化は最大の内需だ。特に中西部地区には、投資の大きな需要が存在する。我々は新たな原動力の育成と伝統的な原動力の改造・レベルアップを結びつけ、中国経済の「Wエンジン」を形成すれば、難関を突破し希望の高原にたどり着くことができる。
中国経済の発展において、小幅かつ短期的な変動が生じている。しかし経済運営が合理的な範囲外となった場合、我々には革新的なマクロ調整の手段があり、中国経済の運営を安定化させられる。
習近平同志を総書記とする党中央委員会の力強い指導のもと、新しい発展理念を実行に移し、全国民で心を一つにし協力すれば、第13次五カ年計画の幸先良いスタートを切ることが完全に可能だ。これは世界に暖かな風をもたらすだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月16日