昨年には様々の要因が重なり、中国株式市場で異常な変動があった。市場の安定化に向け、関係部門が一連の措置を講じた。システム的な金融リスクの発生を防ぐことが目的で、その目的は達成している。株式市場、債券市場、為替市場といった金融市場は、本質を言えばいずれも市場であり、市場化、法治化改革を推進しなければならない。当然ながら、政府には監督・管理の責任がある。現在は状況の変化に合わせ、金融監督・管理システムの改革・整備を推進し、完全なカバーを実現させる必要がある。金融イノベーションが進むなか、監督・管理の盲点を残してはいけない。
また、すでに導入された「滬港通」(深センと香港の株式取引の相互乗り入れ制度)から多くの経験を得ることができた。本土と香港の両方にとってメリットがあることは事実が証明している。本土側と香港側は緊密に連携して協議を進めており、「深港通」の年内開始を目指している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月16日