中国鉄路総公司が昨日発表した情報によると、インドネシア運輸省とジャカルタ〜バンドン高速鉄道の建設に向けた合弁会社は3月16日夜、ジャカルタで50年間のフランチャイズ契約を結んだ。これは今年1月21日に同プロジェクトの着工・定礎式が開かれたことに続く、中国鉄路総公司の同プロジェクト推進の新たな進展であり、同鉄道の全面的な着工・建設に重要な法的根拠が備わったことを意味する。
契約内容によると、インドネシア運輸省は同鉄道のフランチャイズ権を、中国鉄路総公司が中心となりつくる中国企業のコンソーシアムと、インドネシア国有企業によるコンソーシアムが設立した同合弁会社に与える。フランチャイズ権は2019年5月31日に発効し、期限は50年間。また今回の契約では、プロジェクトの総工費を従来の55億ドルから51億3500ドルに調整した。合弁会社はフランチャイズ権取得後3年内にプロジェクトを竣工させる。
インドネシアのジョナン運輸相は調印式で、「同合弁会社は今年1月の着工後、2か月内にフランチャイズ権を獲得した。このスピードは、インドネシア国内のその他の鉄道プロジェクトを上回る。インドネシア運輸省が鉄道のフランチャイズ権を、外資系企業が出資する企業に与えるのはこれが初めてだ」と述べた。