経済規模の大きい中国は、日本や韓国のように、外需頼みで経済成長を引っ張っていくわけにはいかない。米国と同様に、内需拡大を通じてよりバランスの取れた発展の道を探らなければならない。経済の構造転換、余剰生産能力の解消を図るなか、中国は炭鉱や製鉄工場の閉鎖を計画し、労働力をより高い生産効率の得られる新分野へ誘導している。 これについてエコノミストのアレックス ・ウルフ氏は、「米国が経済の発展初期で経験した痛みとよく似ている。当時の米国政府は政策支援を通じ、構造転換にともなう“激痛”をある程度緩和した。今の中国政府も同様に取り組んでいる」と指摘。また、ストラテジストのアンディ・ロスマン氏は、「当時の米国と同じく、中国は壮大で、二度とない経済の急成長期を経たばかり」との見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月18日