日用品メーカーも動き出している。毛髪製品の製造・販売を展開するアートネイチャーは3月末、アリババと「京東商城」(jd.com)で旗艦店がオープンし、白髪隠しパウダーなど12種類の商品を販売する予定。品質面の優位性を生かし、まずは1日あたり数億円の売り上げを目指すという。
また、ライオンは16年からアリババのプラットフォームを通じ、6種類の健康食品を販売している。飲み方などに関する問い合わせ窓口も開設。中国代理販売業者のスタッフを育成し、電話、インターネットを通じてアフターサービスを展開している。
一方、電機メーカーのカシオ計算機は、オンラインショップでは製品の優位性を充分に展示できないと考え、上海で実店舗の体験ショップをオープン。中国の消費者が自分撮りデジタルカメラ「自拍神器」などの製品を実際に体験できる。それを通じてオンライン販売の拡大につなげたいとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月22日