ボアオ・アジアフォーラム2016年年次総会は23日午後、分科会「世界経済見通し2016:ボアオ・アジアフォーラム理事と対話」では、フォーラム理事会がアジア経済とグローバル経済の見通し、リスク、政策による対応をめぐり、参加者の代表と対面して交流を行った。
対話は今回のフォーラムの周文重事務局長が主催し、フォーラム理事長を務める日本の福田康夫元首相、フォーラム理事長を務める曽培炎・中国首席代表、パキスタンのシャウカト・アズィーズ元首相をはじめとする政界やビジネス界の指導者が出席した。
福田元首相は、「グローバル化と世界貿易の中で新しい駆動力が必要だ。すでに一連の新しいメカニズムが生まれており、力強く推進していかなければならない。長期的な経済成長を実現させるには、一方では長期的政策と短期的政策の協調と調整が必要であり、また一方では起業の精神と革新の精神を力強く推進し、革新ムードを醸成して経済発展を促進する必要がある」と述べた。