曽代表は、「現在、世界経済は厳しく複雑な状況にあり、復興の若い芽が挫折に直面している。主要エコノミーの成長は予想を下回り、各国は軒並み圧力の試練にさらされている。主要20カ国・地域(G20)は協調政策と市場安定の役割を十分に発揮して、G20の枠組下で国際エネルギー・資源価格と国際主要通貨のレートについての2大協調メカニズムを構築しなければならない」と述べた。
また曽代表は、「中国経済に出現した下ぶれの状況は質をともなった鈍化であり、『ハードランディング』は出現しない。中国の供給側改革では『構造性』が強調され、改革と革新によって構造調整を推進するのであり、減点法もあれば、加点法もある。これと同時に供給側と需要側の協調や連携も重視される。中国経済に対する評価では客観的かつ長期的に分析しようとする態度を取るべきだ。中国は今なお発展チャンスの時期にある。中長期的にみて、新旧のエネルギーのあるものは消失しあるものは発展して、安定したモデル転換を実現することになる」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年3月24日