一線都市のなかで、広州市の預金残高はここ数年伸び悩んでいる。過去のデータでは、2000年時点で広州市も上海、北京に近い水準で、3都市は肩を並べていた。当時の広州の預金残高は天津、重慶、杭州の3都市の合計、深セン市の2倍に相当。しかし、いまは北京の3分の1、上海の半分以下のとどまり、深セン市にも追い越されている。
深セン統計局のデータによると、12月末時点で金融機関の預金残高は15.6%増の5兆7778億9000万元で、伸び率が広州を約3ポイント上回った。昨年の株式市場の活況で深センが大きな恩恵を受け、加えて不動産市場も過熱し、預金は急速に伸びた。預金残高をみても、足元で広州を約1兆5000億元上回っている。
中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月25日