政策の重点は「レベレッジ解消」
上海と深センの調整策はともにレバレッジを使った頭金の支払いを禁止。「滬九条」と呼ばれる上海市の調整策は、不動産開発企業、仲介機関による頭金融資、つなぎ融資、セルフファイナンス、自己担保、資金プールの設立といった金融業務に従事することを厳禁。非正規金融機関による不動産取引への金融サービスの提供を取り締まる方針だ。
深センも今回の調整策で、不動産金融リスクの防止・抑制を強化すると明記している。これまでに実施されてきた頭金融資に対する検査に合わせ、今後もリスクの防止・抑制に向けて全市範囲で検査や取り締まりを継続。インターネット金融企業、少額融資企業などの金融機関が頭金融資、不動産クラウドファンディング、つなぎ融資などの金融レバレッジ業務に従事することを厳禁する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月28日