中国企業が投資・建設に参加するベトナムの海陽(ハイズオン)発電所(発電容量120万キロワット)は27日、起工式が行われた。
海陽発電所はベトナム北部のハイズオン省に位置する。発電容量が60万キロワットの亜臨界圧ユニット2基とCFPボイラー4基を建設する計画。中国電力工程顧問集団(中電工程)とマレーシア企業がBOT(建設・運営・譲渡)方式で投資・建設する。総投資額は18億6850万米ドルに上る。
2015年7月に交わされた投資契約によると、発電所のBOT運営期間は25年間。運営期間の満了後はベトナム政府に譲渡する。ベトナムの武輝煌(ブー・フイ・ホアン)商工大臣は起工式の祝辞で、「海陽発電所はベトナムの国家重点プロジェクトで、その建設によってベトナム北部地区の電力システムに新たな電力供給源が加わる。多様化的な投資方式と運営方式を通じ、ベトナムの電力産業の成長を図り、ベトナムの国家エネルギー安全保障、社会経済の持続的な発展、世界経済との融合に貢献してほしい」と語った。