4月1日、3種類の中国PMIが同時に発表され、いずれの数値も反転し、その幅も市場予想を上回った。そのうち国家統計局のPMIは50.2と前月に比べ1.2ポイント上昇。8ヶ月ぶりに境目となる50を上回った。
周景彫中国銀行国際金融研究所マクロ経済・政策研究主管は「3月のPMIが8ヶ月ぶりに上向きに転じ、さらに50のボーダーラインを超えたことは、前期に政府が打ち出した一連の経済安定化策の効果が次第に効き始めたことを意味しており、この結果、中国経済の回復基調を支える基盤は一層強固になる」と語った。
今年3月以降に発表されたマクロ経済データからは、中国経済が安定してきたことが 見てとれる。例えば、国家統計局が発表した1~2月の投資の伸び、工業部門企業利益は増加に転じている。多くの機関投資家は第2四半期の経済成長率が第1四半期より高まると見ている。