一部メディアは、「米国がEUに対して、中国を市場経済国として承認しないよう圧力をかけている」と報じた。Steinbock氏はこれについて、「米国のやり方は、1年前にAIIBに反対して失敗したのと同じやり方だ」と述べた。
現時点で、中国を市場経済国として承認していない主な国は、米国と一部のその盟友だ。Steinbock氏は、「このような状況は地縁政治が背景にあり、経済によるものではない」としている。
世界ではすでに80以上の国と地域が、中国を市場経済国として承認している。Steinbock氏は、「中国はEU第2の貿易相手国であり、EUにとって最大の市場の1つだ。EUが中国を市場経済国として承認するかどうかは、向こう数年に渡り欧中関係に影響を及ぼす」とし、中国を市場経済国として承認するよう呼びかけた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月6日