広東省東莞で7日に開催された「インターネット+」をテーマとした会議で、珠海横琴新区からやって来た若い起業家の廖乾霖氏は、同省化州籍の企業家30人余りに対して、同郷者の紐帯を深めるプラットフォームをアピールした。
「CNNI(中国インターネット・ネットワーク情報センター)のデータによると、2006年には1億3700万人だった中国のインターネット利用者は2015年6月までに6億6800万人に拡大し、インターネット普及率は48.8%に達している。そのうちモバイルインターネットの利用者は5億9400万人で、インターネット利用者の89.9%を占めている」。廖乾霖氏は講演で、中国の実体経済は現在、原材料価格や賃貸価格がますます高まり、人材コストも拡大を続けるなどの多重的な圧力に直面しているが、データによると、企業のウェブサイトの90%以上は機能が展示に限られていると指摘した。
廖乾霖氏はその上で企業家らに、自らの作り上げた「化州商会網」を紹介し、同郷であることを紐帯とし、中国各地で活躍する化州籍の商人に資源共有と相互利益のプラットフォームを提供するものだとアピールした。
このプラットフォームには、「教育・科学技術」「企業ブランド向上」「娯楽・メディア・芸術」「公益」の4分野の内容が盛り込まれ、オンライン・オフラインでの活動を通じて商会所属企業にサービスを提供し、スマートな企業とスマートな商会の建設を支援するものとなる。
東莞市化州商会の張春慧・常務副事務局長は、廖乾霖氏の作ったプラットフォーム「化州商会網」が全国各地に散らばった多くの化州籍の企業家による電子商取引ルートの開拓に良好なサービスを提供するものとなることを希望すると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月12日