東京商工リサーチ[TSR]が先般発表したデータによると、2015年度(2015年4月2016年3月)の日本全国の企業倒産(負債総額1000万円以上)は8684件で、2014年度と比べて9.0%減となった。日本の企業倒産件数が前年を下回るのは7年連続。1990年度に7157件を記録して以来、25年ぶりに9000件を割り込んだ。地区別倒産件数は、2010年度以来、5年ぶりに9地区すべてで前年度を下回った。
一方で、倒産企業の負債総額は前年度から8.9%増加し、2兆358億円となった。
金融機関による中小企業向け貸出条件の緩和、政府の景気対策による公共事業受注の前倒し、輸出企業の業績改善などが2015年度の日本企業倒産件数減少の主な原因であると見られる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月12日