中国国家発展改革委員会(発改委)は11日、「中国サッカー中長期発展計画(2016-2050年)」(以下、計画)を発表した。サッカー強化が国家の長期計画に組み入れられ、複数の関連支援策を受けることになる。
業界関係者は、「一連の強力な支援策を背景に、中国のサッカー産業は近年蓄えてきたエネルギーを放出し、爆発的な成長を遂げる可能性がある」とみている。
「計画」は、「第13次5カ年計画(十三五、2016-2020年)」期間中に「アジアで一流の、世界的に有名な」サッカークラブを2~3チーム育成し、中国のサッカーブランド確立と世界への影響力拡大を目指す。
また、サッカー関連のサービス業発展とサッカー用品製造業強化に力を入れ、中国のプロサッカーリーグの勝敗を賭けの対象としたサッカーくじの発行について検討を進める。
サッカーサービス業、サッカー用品製造業には今後、発展の黄金時代が到来する可能性がある。サッカーくじも政策支援を背景に実現する見込みで、収益はプロリーグへの還元もあり得る。