中国中鉄は3月21日、高速鉄道の発着駅建設も予定されるクアラルンプール郊外の都市開発事業地に、アジア全域で鉄道のインフラや事業の計画・立案を行う拠点施設を20億ドルを投じて立ち上げると発表した。「一帯一路」構想の一環である中国西南部雲南省昆明から、ラオス、タイ、マレーシアを経る鉄道整備にもつなげる狙いだ。会見にはナジブ氏も参加し「高速鉄道でクアラルンプールを世界の玄関口に」と絶賛した。
現代版シルクロード構想「一帯一路」の一環として、東南アジアでの鉄道網整備を目指す中国は、資金力を武器にマレーシアに攻勢をかけており、新幹線方式の採用を狙う日本には苦戦となるとなるようだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月19日