中国の第1四半期の経済データに海外メディアから高い注目が寄せられている。中国の経済成長が予想を上回り、経済の構造転換と再バランス化が進み、正しい方向に向かって前進していると、海外メディアは概ねポジティブに評価。過去に比べ経済成長率はやや鈍化したものの、依然として中国が世界の経済成長をけん引する主な原動力と指摘した。
米ウォール・ストリート・ジャーナルは記事で、中国の経済データが市場予想に合致しているとの見方を示した。中国経済に下押し圧力がかかる中、世界各国の財務大臣、中央銀行総裁は今年初めに中国経済の減速が世界的な経済危機を誘発することを懸念していた。しかし、いまは彼らがほっとしたという。また、同紙に掲載された『中国の経済改革措置で世界経済への懸念が一服』を表題とする記事によると、先ごろワシントンで開かれたG20財務大臣・中央銀行総裁会議に出席した各国の高官はそろって「経済の安定化に向けた中国政府の努力が、同国の経済成長に対する世界の懸念を解消した」との見方を示した。
米AP通信は記事で、世界第2位の経済大国である中国の経済成長は安定しつつあり、過去に比べ経済成長率はやや鈍化したものの、依然として中国が世界の経済成長をけん引する主な原動力と指摘した。