また、日経新聞は社説で、中国経済が高速から中高速の成長へシフトする中、世界経済に重大な影響を及ぼし、「中国政府には危機感があり、景気の腰折れを防ぐ様々なテコ入れ策を打ち始めた」と指摘。また、「13年11月に開いた経済政策の方向性を示す共産党中央委員会第3回全体会議(3中全会)では、市場メカニズムを重視し、中央政府の管理を減らす構造改革の断行と、その理念に沿った国有企業改革がうたわれた」としている。
ドイツのニュース専門チャンネル・N-TVは報道で、今年第1半期の中国の経済成長率が6.7%に達し、専門家の予想を上回ったと指摘。向こう数カ月にわたって中国経済が安定に向かう兆しが経済データに表れ、設備投資、工業生産、小売売上高などはいずれも予想を上回る成長を確保しているとの見方を示した。
ドイツの日刊紙・ディ・ヴェルトは、中国の輸出が数カ月ぶりにプラス成長に転じたと報道。中国経済にとってこれが一つの好材料だと評価している。第13次五カ年計画(2016~20年)期間中において、重工業・粗放産業主導型の中国経済がスマート化・サービス主導型への転換を中国政府が成し遂げると指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年4月19日