日本の格付投資情報センター(R&I)のまとめによると、2015年度の企業年金の平均運用利回りがマイナス1.07%となり、2010年度以来5年ぶりにマイナスになった。
これについて共同通信社は6日、日銀による大規模な金融緩和策の効果が弱まったことや、円高株安などが背景にあるとの見方を示した。
R&Iは日本国内の約110の確定給付企業年金や厚生年金基金などのデータを集計しており、うち、企業年金は主に国内外の株式や債券を中心に資産運用を行っている。
R&Iは、11~14年度の企業年金の運用利回りがプラスであったことから、「短期的に深刻な財務問題が発生することはない」との認識を示している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月9日