王さんは、スマホを使って日常生活中のあらゆることをする中国人の若者の一人にすぎない。中国では、特にいわゆる「80後」(1980年代生まれ)や「90後」(1990年代生まれ)がスマホを通してショッピングをしたり、出前の注文をしたり、家を探したり、旅行を計画したり、恋人を探したり、さらには子供の出産計画までしてしまう。パソコンやクレジットカード、固定電話などを使った予約はもう過去のものだ。
報道によると、欧米のように、モバイルインターネットの時代が訪れる前にさまざまなサービスが選択できる状況であったわけではないほか、第4世代移動通信網(4G)以上のインターネットが急速に普及し、中国の若者は、西洋の若者以上に、スマホを多用する。専門家が、「中国では現在、『スマホで全てを済ませる』社会が形成されつつある」と分析するほどだ。
王さんにとって、スマホが生活に欠かせない重要アイテムになっているのは、操作が簡単だからだ。王さんの両親も便利であることを知っており、「母親がしょっちゅう電話してきて、スマホでいろんなものを予約してほしいと頼まれる」という。
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