米アップル、第1四半期は13年ぶり減収 1年でウォルマート1社分の時価総額失う

米アップル、第1四半期は13年ぶり減収 1年でウォルマート1社分の時価総額失う。

タグ: アップル,株価,リスクを避ける

発信時間: 2016-05-17 10:49:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ここ数年にわたり勢いの止まらなかったアップルがもがいている。4月27日発表の2016年第1四半期決算によると、売上高が13年ぶりに前年同期を下回り、純利益も23%の大幅減となった。

決算発表後にアップルの株価は一時8%超の急落となり、1時間で時価総額にして約475億米ドル(2600億元超)が失われた。5月12日には株価が90米ドルの大台を割り込み、時価総額で世界最大の上場企業の座を明け渡した。第1四半期の中国スマートフォン(スマホ)市場でのシェアは、中国の華為(ファーウェイ)が15.8%でトップ、以下順にOPPO、小米(シャオミ)、Vivoと続き、アップルは第5位にとどまった。アップルは本当に悪くなってしまったのだろうか?

アップルは13年ぶり減収、1年でウォルマート1社分の時価総額失う

アップルの今年第1四半期の売上高と純利益はともに減少し、前年同期に比べた減少率がそれぞれ13%、23%に達した。減収は2003年以来で、うち中国本土・台湾・香港での減収率が26%となった。アップルは2011-2015年にかけて中国市場で勢力を誇り、2014年第4四半期には中国がアップルにとって最大の消費市場となり、全体に占める中国地区の販売量の割合が米国を上回る35%に達した。

メディアが事情筋の話として伝えたところによると、台湾集積回路製造(TSMC)は今年6-12月の「iPhone 6S」と「iPhone 7」用チップ出荷量が、昨年下半期の70-80%にとどまる見通しだ。TSMCは「iPhone 7」用の最新A10チップの単独サプライヤー。投資家がアップル製品の需要減退を懸念しており、株価が下落するのも当然だろう。

中国製のスマホが台頭

アップルの業績が落ち込んだ背景には、多くのライバル企業が台頭したことにある。最新のデータによると、華為は今年第1四半期の中国市場での出荷量が初めてアップルを上回り、国内最大のスマホブランドとなった。

発売されたばかりの華為P9シリーズは、定価が「iPhone 6」シリーズに迫り、カメラのトップブランドのライカと手を組んで高級ブランドの地位を固めた。華為P9シリーズは発売後の出荷台数が1日当たり8万台前後に上る。

華為、中興(ZTE)、小米など中国ブランドが台頭したほか、アップルのiOSは世界的にAndroidに侵食されている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月17日

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