第7回主要20カ国・地域(G20)観光相会議コミュニケが20日北京で発表されました。コミュニケには、世界の包容的な発展プロセスにおける観光の役割にスポットを当て、G20が重視する主な関心事を巡る内容が盛り込まれています。G20の各メンバーは、観光業界の2030年までの持続的な発展プロセスの実施や観光政策の完備、開放的な世界経済の構築などに取り組むことで一致しました。
同コミュニケによりますと、観光業は成長スピードが最も速く、最も粘り強い経済活動の一つで、今後数年間にわたって成長の勢いを保ち続けるということです。2015年から2030年にかけて、世界の国際観光客数は延べ12億人から18億人に増加する見込みだということです。同時に、国内観光も多くの国で極めて重要な役割を果たし、経済協力開発機構(OECD)加盟国を例にあげると、その国内観光消費額は観光消費額全体の80%を占めるだろうとされています。
「中国国際放送局日本語版」2016年5月22日