オレンジブックは、ネット通販のハイエンド消費者層で、消費能力の男女差はほとんど無いと分析する。2000年代と1965年代生まれの2つの年齢層は相対的に女性の消費が多いものの、その他の年齢層の年平均購入額は男女ともに変わらない。今後は男性をターゲットとした市場に最も潜在力があるとみられる。
オレンジブックは、今後ネット通販が小売分野で主導的地位を占めるようになると予想。2020年には1兆6000億米ドル規模に拡大し、オーストラリアの2014年GDPを上回るとみている。これは中国に年間9000億元の消費純増額をもたらす。うち90%がモバイル通信手段を介する取引となる通しだ。
今後のネット通販ハイエンド消費者層の3分の1は北京、上海、広州、深センの4大都市居住者になるとみられる。このほか東部沿海部の数十の地方中核都市もハイエンド消費者層が集まる主要エリアになる見込みだ。