横琴で進む金融改革 広東・香港・マカオ協力が新たな段階へ

横琴で進む金融改革 広東・香港・マカオ協力が新たな段階へ。

タグ: 横琴

発信時間: 2016-05-31 09:31:27 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

発足から1年余りとなる広東自由貿易試験区横琴エリアでは、革新改革の推動の下、金融業が急速に発展している。同エリアの担当者によると、2015年の横琴の金融業の付加価値額は7.69億元に達し、域内GDPの8.37%を占めた。2016年4月末までに横琴の金融系企業は2674社に達している。このうち銀行や証券、保険、通貨両替、資産管理、取引プラットフォーム、小額ローンなどの営業認可を持つ金融機構は63社、プライベート・エクイティ・ファンド企業は1630社、ファイナンス・リースとコマーシャル・ファクタリングの企業は104社、インターネット金融企業は59社、その他の金融系機構は818社を数える。区内の資産管理機構の資産管理規模は1兆9千億元を超え、従来の金融機構と新興の金融機構とが共同で発展する多層的な金融サービス体系が形成されている。

クロスボーダー人民元業務が飛躍的に発展

横琴エリアの担当者によると、横琴自由貿易試験エリアの金融改革革新は一定の成果を上げている。このうち横琴蓮花大橋のシャトルバスでの金融ICカードの取り扱いは、クロスボーダー支払いツールの革新として、広東省初の複製・普及可能な改革革新措置事例27件の一つに選ばれた。大横琴投資有限公司による香港でのオフショア人民元債券の発行の成功や、横琴新区によるクロスボーダー人民元貸付業務の試行は、広東省自由貿易試験区の2015年の17革新事例に選出されている。

横琴エリアのクロスボーダー人民元決済業務は急速な成長を実現している。2010年の試行以来、横琴新区はすでに、883億元にのぼるクロスボーダー人民元決済業務を処理してきた。このうち2015年の決済総額は444億元に達する。また横琴自由貿易エリアで登録されたクロスボーダー人民元資金プールは6個に達し、金額は600億元を超えている。

広東・香港・マカオの金融協力でブレークスルー

横琴蓮花大橋シャトルバスでの金融ICカードの取り扱いやクロスボーダー人民元貸付業務の試行のほか、横琴と香港・マカオの金融協力は、銀行業務や基金商品、保険サービス市場の接続などで次々とブレークスルーを実現している。

横琴エリアの香港・マカオ資本の金融系企業は2016年4月末までに82社に達し、前年同期比で210%の伸びを記録している。このうち最初の香港資本銀行である東亜銀行横琴支店は2015年10月に開業した。また広発基金管理有限公司は、香港での基金販売を認可された最初の大陸部の公募ファンドの一つとなった。同社の「広発行業領先混合型」と呼ばれる証券投資基金は昨年12月29日、ほかの2銘柄の大陸部の相互認証基金とともに香港で正式に購入され、大陸部の基金の南進の先頭を切った。さらに横琴新区の香港・マカオ住民のクロスボーダー住宅ローン業務も全面的に発展している。政策の試行以来、マカオ住民の珠海での住宅購入業務量は激増し、クロスボーダー住宅ローン業務はこれまでに累計4億3千万ドルに達している。

多層的なプラットフォームで実体経済発展を推進

横琴エリアの担当者によると、横琴新区はすでに、「新三板」(店頭市場)の華南地区のサービスプラットフォームの構築や珠海中小企業株式総合サービスセンターの設立を行っているほか、企業の上場を支援する特別法を打ち出し、上場企業と中介機構の横琴への集積を推進し、企業の上場による融資を後押ししている。

区内のファイナンス・リース企業やプライベート・エクイティ・ファンド、取引センター、政府融資プラットフォームなどの金融機構は、金融革新業務を通じて、科学技術の要素が強く、革新力が高く、市場の見通しの明るいハイテク企業の成長を後押しし、珠江西岸の先進設備製造産業ベルトの発展を支援し、珠江河口西岸地域に対する横琴の金融サービスの水準を着実に高めている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月31日

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