「珠海スポンジシティ現場シンポジウム」が28日、横琴で行われた。「スポンジシティ建設技術ガイド――雨水系統低影響開発の構築(試行)」や「都市雨水調整貯留プロジェクト技術規範」などの文書や関連基準の制定と実施について専門家らが討論した。
珠海は今年4月、2016年中央財政の支援を受けたスポンジシティ建設試行都市となった。珠海市横琴新区管理委員会の担当者によると、珠海にはスポンジシティ建設の良好な土台があると同時に、国家生態園林都市の創設と地下総合パイプラインの建設・運営の過程で豊富な経験を蓄積してきた。また珠海は、横琴新区と西部生態新区をモデル区に選び、同事業の推進に尽力してきた。
住宅・都市農村建設部科学技術促進センターの薛重華・博士は、スポンジシティの建設は現在、各優遇政策による支援のカギとなる時期にある。各地はこのチャンスをつかみ、スポンジシティの建設推進を急ぎ、都市化の緑色(環境型)発展の問題を解決する必要に迫られている。珠海はまさにこのチャンスをつかみ、関連する建設事業を率先的に推進する都市の一つとなった。
住宅・都市農村建設部など複数の部門はこれまでに、計画や建設、基準、技術など各方面をカバーしたスポンジシティ普及政策を打ち出してきた。各地での試行プロジェクトの実施は、スポンジシティの科学的な建設に対して重要な意義を持っており、環境型の都市化発展をさらに推進するものとなる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月31日