中国工業情報化部(工信部)は4月29日、第3陣となる「電気自動車(EV)動力バッテリー業界規範条件」適合企業のリストを公表した。25社の電池メーカーが入選。一方、国内の新エネルギー自動車企業が最も製品を多く採用する日本のパナソニックや、韓国のサムソン、LG化学といった海外メーカーはいずれもリスト入りを果たせなかった。
規定に基づき、今年5月1日からリストに掲載されていないメーカーの電池を使用した新エネ車は補助金の対象外となる。LGやサムソンなど日系、韓国系メーカーのバッテリーを採用した複数の国内自動車企業は、補助金を取得できない、または製品を販売できないという苦境に陥る可能性が出ている。
これを受け、5月12日以降の株式市場で、滄州明珠をはじめとするリチウム電池セクターは連日のようにストップ高。多氟多、当昇科技なども物色された。