2016年・第16回国際モーター展覧会が7日、上海で開催された。今回の展示会はモーター、モーターコントローラーなどの新製品・新技術を含む盛典で、アジア太平洋地域で最も影響力あるモーター展覧会となった。
同展覧会は、中国モーター業界の持続的な発展を促す見通しだ。また電気自動車(EV)の生産・販売台数の高度成長が続き、新エネ車産業チェーンの最も重要な部品である電気制御モーターの市場規模が、拡大を続けることになる。関連機関は、中国の新エネ車保有台数が2020年に500万台に達し、モーターおよびコントロールシステムの市場規模は累計1600億元前後に達すると予想した。
中国工業・情報化部のデータによると、中国の昨年通年の新エネ車生産台数は37万9000台に達した。うちEVセダンは14万2800台、プラグインハイブリッド車(PHV)セダンは6万3600台で、いずれも前年比で3倍以上となった。EV商用車は14万7900台、PHV商用車は2万4600台。新エネ車奨励政策の推進に伴い、市場規模は2016年に大幅に拡大する見通しだ。中国自動車工業協会のデータによると、中国の今年1−4月の新エネ車累計生産・販売台数は、前年同期比で約130%増の9万台以上に達している。新エネ車の生産販売が、大幅に加速されている。