中国中部国際生産能力協力フォーラム・企業マッチング商談会が5日と6日、湖北省武漢で開かれた。73カ国・地域から2100人近くの代表と450社の企業が参加し、外国からの参加者は400人余りに達した。今回の商談会で国内外の企業が締結した生産能力協力重大プロジェクトは28件にのぼり、総額は79億ドルに達した。
専門家によると、国内外の経済は現在、非常に複雑で深刻な状況を呈しており、多方面が連携し、有効に対応する必要が生じている。成長の安定という観点から言えば、保護主義の考えを捨て、自由貿易を提唱することが、表面的な問題を解決する手段であり、長期的な原動力の強化という観点から言えば、産業投資協力を強化し、技術とビジネスの革新を奨励することが、根源的な問題を解決する手段であるが、国際的な生産能力での協力は、表面的な問題と根源的な問題の双方に対応する有効な手段であり、時宜を得た措置と言える。
国家発展改革委員会の徐紹史主任によると、国際生産能力協力には少なくとも3つの面での重要な意義がある。中国側は、国際生産能力協力を提唱している。中国の優れた生産能力と生産設備を、先進国のキー技術と先端設備と結びつけ、多くの新興エコノミーや発展途上国の都市化や工業化の需要と組み合わせることは、世界経済の持続的な回復と健全な成長に新たな動力を注ぎ込むと同時に、安定の中で前進を求める中国経済に新たな発展の空間を与え、さらに各国企業の協力・ウィンウィンに新たなチャンスを創造することを可能とする。