メルケル首相が訪中、「革新」が重要議題に

メルケル首相が訪中、「革新」が重要議題に。

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発信時間: 2016-06-12 14:32:02 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ドイチェ・ヴェレの報道によると、メルケル独首相は12日、第4回中独政府間協議に出席するため、閣僚の半数と約20人の経済界の代表者を連れ、中国に向け出発した。メルケル首相の訪中は9回目。中独は多くのプロジェクトをめぐり協力を展開するが、鉄鋼業界の過剰生産能力、中国資本によるドイツ企業の大規模買収といった、「敏感」な話題についても言及されると予想されている。しかし第2ドイツテレビは11日、在ドイツ中国大使の史明徳氏による「両国関係は過去最高の水準に発展している」という発言が、在中国ドイツ大使のマイケル・クラウス氏から支持されたと報じた。

ドイツ情報サイトは、「革新」が中独政府間協議の中心的な議題の一つになると報じた。両国はドイツの「インダストリー4.0」と「中国製造2025」の結合を促進する。中国はドイツにとって、欧州に次ぐ2番目の輸出先だ。両国の2014年の貿易額は、英仏伊と中国の貿易額の合計に相当する。ドイツはまた、対中直接投資と技術譲渡の規模が欧州最大の国だ。独Badische Zeitung紙は、中国は両国の総理・首相の良好な関係を維持し、欧州のドアを開き続けることに期待していると報じた。

しかしながらこれは、ドイツの一部の人から懸念されている。10日付の米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国企業は今年、ドイツで過去最高額の投資記録を樹立する見通しだ。これはドイツが、最もイノベーションに強く先進的な企業に対する支配権を失うという懸念を生んでいる。調査会社Dealogicのデータによると、中国の投資家は今年に入ってから、ほぼ1週間のペースでドイツ企業を買収している。中国の投資家は今年の半年未満の間に、ドイツ企業24社に買収を提案した。このペースが続けば、2014年の28社という記録がすぐに塗り替えられることになる。

独ターゲスシュピーゲル紙は「競争のなか、コンセンサスを模索する」と題した記事の中で、「ドイツにとって、中国は経済パートナーであり、ライバルでもある。ドイツは対中貿易から多くの利益を手にすることができる。そのため中国との良好な関係の維持は、ドイツの利益にかなっている」と論じた。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月12日

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