米ウォール・ストリート・ジャーナル(ネット版)は12日、「上海ディズニーランドから汲み取る経験教訓」と題する記事を掲載した。記事では、16日の開園日を前にした最後の試験営業日の11日、ウォルト・ディズニーのアイガー最高経営責任者(CEO)が園内を歩き回り、「エンチャンテッド・ストーリーブック・キャッスル」の中の絵をチェックし、さらに「トロン・ライトサイクル・パワーラン」コースターに乗り込む様子が紹介された。
アイガー氏は観光客との記念撮影に応じつつも、その疲労度はピークに達していた。この5カ月間に米国と中国を常に往復し、55億ドル超える規模の上海ディズニーランドプロジェクトのすべてを監督してきたためだ。今回のプロジェクトは同氏の過去最大の業績として記憶されることになろう。 以下は、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューの一部。
WSJ:中国経済が減速している。テーマパークのオープンには難しい時期ではないか。
アイガー氏: 参入するのは巨大な市場である。成長率が低下するといっても、プラス成長が続いていることに変わりはない。未来は現在や過去よりも明るいということだ。しかもこれからは人々の余暇時間が増えてくる。映画やテーマパークの活況が
それを物語っている。経済の中心も製造業からサービス業に移行している。そうなれば中国国内の観光業も伸びてくるはずだ。 当社の知的財産は映画によってうまく中国市場に参入できた。これからはそのほかの要素が組み合わさることで、さらに大きなチャンスとなる。