中国社会科学院世界経済・政治研究所の沈驥研究員は、国際商報のインタビューに応じた際に、「中国は小康社会を全面的に実現するため、改革深化と開放拡大に取り組まなければならない。西への開放促進は、全面的な対外開放の重要な一環だ」と述べた。中国とユーラシア諸国の協力は、「一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)」の建設を加速し、西への開放を促進する。童氏は、「中国とユーラシア諸国の経済・貿易交流は非常に力強く発展している。関係者の努力により、一帯一路の建設は段階的な成果と早期の収穫を手にしており、積極的な効果も見え始めている」と表明した。
確かに一帯一路の提唱以来、中国とユーラシア諸国の協力と商機が増えており、協力の豊富な成果を手にしている。国家間の協力について、中国はロシアとシルクロード経済ベルトとユーラシア経済連合を結びつける共同声明を発表しており、カザフスタン、モンゴル、インドネシアなどと発展戦略・計画を結びつけている。建設プロジェクトについて、中ロ天然ガスパイプライン東線、中国・カザフスタン(連雲港)物流協力基地など、一連のモデルプロジェクトの一部が竣工し、一部の建設が積極的に推進されている。協力プラットフォームの構築について、中国とベラルーシの工業団地、中国とエジプトのスエズ経済貿易協力区の建設が、すでに模範となっている。中国とポーランドの首脳に見守られ、統一ブランド・ロゴを持つ、中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車「中欧班列」が20日、欧州に向かった。これは貿易のスムーズ化をハードで支える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月23日