ヴォロネジ航空機製造会社組立工場でのイリューシンIL-96旅客機。
ロシア国営テレビによると、ロシアのドミトリー・ロゴージン副首相は20日の中国・ロシア政府間委員会終了後に、「ロシアは大型輸送機向けエンジン(推力35トン)の開発に関する情報をすでに中国側に通達した。これは今年5月にロシア大統領が決定したもので、費用の支払いも完了している」と述べた。
ロゴージン副首相は、「中国・ロシアの大型旅客機は、左右の主翼に2基ずつ計4基のエンジンを搭載した4発機から、1基ずつの双発機に切り替えていく」と述べた。
「ソ連時代からこれまでに、このような大きな推力のエンジンを開発したことがない。このようなエンジンはGEやロールスロイスしか製造したことが無い」。ロゴージン副首相は「中国とロシアはいま、このような大型旅客機向けエンジンを開発しようとしている。」と付け加えた。