2014年のプーチン大統領の訪中時に、中露両国は新型旅客機の開発で覚書を交わした。これは130億米ドルに上る航空協力プロジェクトの一部に過ぎない。
ロシアが独自に設立したエンジンセンターは、技術的問題への対応や関連設備の生産を手がける。中国側は航空機本体の製造と組立を担当する。
新型旅客機は座席数250-280席クラスで、ロシア航空のイリューシンIL-96旅客機を基に開発する。航行距離は1万2000キロ。「エア・トランスポート・オブザーバー・ロシア」誌のMaxim Pyadushkin編集長は、新型旅客機のコストは2-2.6億米ドルに上り、ボーイング787ドリームライナーのコストに匹敵するとの見方を示した。
初号機は2023年をメドに完成、2025年に実用化の見込み。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月22日