中国の巨大な消費市場には大きな価値がある。近隣に位置する韓国にとって、多くの新たな商機が期待できる。
(1)中国の内需拡大、なかでも都市化の過程で生まれる大きな消費需要は、韓国企業に良好な市場と発展の基盤をもたらす。
(2)中国は自由貿易協定(FTA)ネットワークの構築を重視しており、韓国ともFTAを結んでいる。両者はこの優位性を活かし、ビジネスの活性化と貿易拡大を促すことができる。
(3)韓国国内でも産業構造の調整と労働改革が進められている。その狙いは、経済成長に伴う問題の解決、新興産業とサービス業の発展促進、雇用拡大、国民所得の向上――などだ。両国は意思疎通を強化し、産業での協力と共同的発展を促進、インダストリー4.0時代で発展の主導権掌握を目指す。